テトラポットは波消しブロックの事であり護岸工事に利用されます。
テトラポットは波消しブロックや消波ブロックのことで、最近では、海岸線近くまで建物が建設される様になり、特に需要が増えています。海に面した場所では特に、波の侵食により海岸線が著しく影響を受けています。この為大きなコンクリートのブロックのテトラポットを海岸線に並べる事で、波のエネルギーを打ち消し砂の流出を防いでいます。色々な形をしたテトラポットがあり、四脚ブロック、六脚ブロック、八脚ブロック、さらには、中空三角ブロックやドーム型などいろいろな形をしたものがあります。重さもかなりあり一個につき、五百キロから八千キロ位まであり、製造会社によって異なります。
日本国内でよく見かける四脚ブロックは放射状に四本の脚が伸びた形のブロックです。ちなみにテトラポットと言う名称は、不動テトラが導入し全国に普及しました。その名称と形状は不動テトラが登録商標を持ち他社は使えません。
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テトラポットはフランスのネールビック社が1949年に護岸工事としてモロッコの火力発電所に使用したもので、日本では4,50年ほど前から使用されました。国産第一号は昭和33創業の技研興業で六脚ブロックです。でも、一般には四脚の消波ブロックがテトラポットの代名詞になりました。
テトラポットの設置には、日本の美しい海岸の原風景でもある白砂青松を破壊するものとして、独特の形状と色彩からテトラポットの設置には批判が強い状態です。
しかし、近年の台風上陸による災害等を考え合わせると、そもそも日本の砂浜の多くが後退傾向にあり、砂の流出を防いだり来襲波浪からテトラポットの設置は、日本の国土を守り、周辺住民の安全な生活を維持する上でテトラポットの社会的な必要性は今後とも継続すると思われます。また、テトラポットの改良や付加価値を付けることで、カニや藻類の生息環境を創出するなどのメリットがあります。
テトラポットの製作には、テトラポットを取り扱う業者より鋼製の型枠のリースを受け、現場周辺でコンクリートを流し込み製作します。
テトラポットは輸送にコストがかかるため、他のコンクリートブロックのように工場製作しません。大量生産によるコストダウンのメリット以上に輸送にコストがかかるためです。
テトラポットをクレーンで積み上げるという施工性の容易さから、近年では海岸ばかりではなく砂防、治山などの防災工事の現場でも利用される様に成ってきました。
又、火山噴火の際の緊急工事などにも不動のテトラポットは利用されています。
しかし問題点のひとつは、海洋土木などは、特殊作業船を必要とし、さらに工事の多くが官公庁の発注によるという特性から、陸上土木会社の参入を困難なものにしている点でしょう。
面白いところでは、最近のヒット曲『ボーイフレンド』の歌詞の中に「テトラポット登って」という言葉が出てきます。彼女がNHK紅白歌合戦に出演する際、テトラポッドは登録商標である為に問題となりました。
宣伝行為となる歌詞での商標名の放送をNHKは公共放送であるため制限することがある為です。
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